物件価格が上がることによって全米の至る所でそれぞれの持ち家のエクイティが増えてきている。
不動産調査会社大手のリアルティートラック社の「全米の家庭の純資産&負債レポート」”U.S. Home Equity & Underwater Report” によると、今年の第2四半期に於いてモーゲージ(住宅ローン)を取得している物件数の20%近くがその純資産を増やしているとのことである。
リアルティートラック社の副社長、ダレン・ブロムクイスト氏によると、「エクイティを増やした分を利率や条件の良いローンに切り替えたり、買い替えをしたり、所有の家を売却し現金でダウンサイズした物件の購入に回したり、物件を売却してキャッシュに置き換えたりと様々である」
推察が出来るように全米でエクイティが増えた地域は住宅価格が増加した場所に落ち着いてい
る。同社によると下記の都市や地域が全米で最もエクイティが増えたところである。

  1. サンノゼ (San Jose, CA):43.8%
  2. サンフランシスコ (San Francisco, CA):38.3%
  3. ホノルル (Honolulu, HI):36.7%
  4. ロサンゼルス (Los Angeles, CA):32%
  5. ニューヨーク (New York, NY):30.7%
  6. ピッツバーグ (Pittsburgh, PA):29.4%
  7. パフキープシー (Poughkeepsie, NY):28%
  8. オックスナード (Oxnard, CA):27.5%
  9. サンディエゴ (San Diego, CA):26.9%

<Source: RealtyTrac>