全米での住宅取引価格は上昇の傾向

全米リアルター協会(NAR)が最近行った「リアルター・コンフィデンス・インデックスサーベイ」、これはリアルターに最近の取引に関する調査をした結果ですが、直近の2月の調査では、取引の3分の1以上の37%が、販売価格 (Listing Price) か、それ以上で成約されたとのことでした。一年前の時点では、全体の35%が販売価格以上で取引されていました。さらに遡ると、2012年から2015年までは、全体の25%がそうでした。...

海外からの投資家は変わっても、米国への住宅不動産 投資は年々増加

ここ数年、海外からの住宅不動産投資は、中国からの投資が金額的に一番大きいことが知られています。全米リアルター協会 (NAR) によると、その総額は、2016年4月から2017年3月までの1年間で317億ドルとなっています。しかし、2017年8月から、中国政府は個人や法人の海外への資金の持ち出しにさらなる制限を設け始めており、米国内のマーケットによっては、その影響をもろに受けている地域も出てきています。NARの統計では、香港、台湾などからの投資も、統計上は中国となっています。...

米国の全世帯総資産は最も高い92.8兆ドルに増加

米国全世帯の総資産は2016年の第4四半期には92.8兆ドルになりました。年末の株式市場と住宅価格の高騰により、第3四半期から2兆ドルの上乗せになりました。 最も大きな貢献者は株式市場で、第4四半期だけで7,280億ドル増加しているとFRB ( Federal Reserve Board: FRB-米国連邦準備制度理事会、日本の日銀に当たる) のレポート (Quarterly Financial Accounts Report) に報告されています。...

2016年上半期:誰がハワイの物件を購入しているのか?

— WHO IS BUYING HAWAII PROPERTY in 2016? —  今年の上半期(1~6月)に、米国内外のどこからハワイへ投資をしているのかというレポートが、ハワイにおける登記事務最大手のタイトルギャランティー・ハワイ (Title Guaranty Hawaii) 社から発表されました。...

米国の全世帯数の約95%がエクイティを持つ

— 95% of Mortgaged Properties Have Equity — 米国の不動産データ分析大手、コアロジック社(CoreLogic)の発表によると、2016年の第一四半期を終えた時点で、多くのホームオーナー(家主)がマイホームのローン残高が物件価値を上回るネガティブ・エクイティの状況から、純資産を生み出しているエクイティの状況へとプラスの転換を示しており、その世帯数は4670万戸にもなります。前年同時期との比較でも、エクイティは7,620億ドルにものぼっています。...