Short Sale (ショートセール)
フォークロージャーの手前の状態で、物件所有者の支払いが滞り催促状が届いた後、ローンの滞納料や延滞金を支払う新しいバイヤーが見つかった場合、銀行(ローン会社)は正式な差し押さえの手続きを踏むことなく、フォークロージャーを未然に回避することができるうえ、バイヤーも通常より安く物件を購入できる取引をショートセールと呼びます。ちなみにこのような物件のプロセスは、登記が完了するまで通常より長い期間を要します。
Tenancy in Severalty (テナンシー・イン・セベラルティ:単独不動産所有権)
主に4つのタイプがある所有形態のひとつで、個人または単独の名義のことを指し、独占所有権とも呼ばれています。買主が結婚している場合には、配偶者の名前を含む文面が権利証書に記載されます。仮にこの所有者が死亡した場合、物件は遺言検認裁判所の手続きを経て相続人あるいは受遺者に渡ります。
株式会社、州政府、市郡政府などはこの形態で不動産を所有していることが多いようです。
Tenancy in Common (テナンシー・イン・コモン:共有不動産所有権)
主に4つのタイプがある所有形態のひとつで、2人またはそれ以上の人がそれぞれ出資した割合で不動産を所有する形態です。例えば、2人が折半して物件を購入したり、4人がそれぞれ40%-20%-20%-20%の割合で出資して物件を所有することもできます。この形態は共有者の1人が死亡した場合、死亡した人が所有していた割合のみ相続人に承継されます。それぞれが他の共有者の許可なしに持ち分の売却または抵当権を設定することが出来ます。
タイムシェアはこの種類の所有形態で登記されています。
Joint Tenancy (ジョイント・テナンシー:含有不動産所有権)
主に4つのタイプがある所有形態のひとつで、2人またはそれ以上の人が共同で所有する形態です。所有者の1人が死亡した場合、遺言検認裁判所の手続きを必要とせず残存者に相続されます。
一方、所有者の1人が生存中に自分の所有権を売却あるいは贈与した場合、所有形態が Tenancy in Common (共有不動産所有権) に変更されることになります。
Tenancy by the Entirety (テナンシー・バイ・ジ・エンタイアティ:連帯不動産所有権)
主に4つのタイプがある所有形態のひとつで、夫婦で所有する形態です。婚姻関係の継続する限り、夫婦は同等の占有、居住権を有し、一方が死亡した場合、権利は生存者の単独所有権に変わります。
このような夫婦連帯の不動産所有は、移転や抵当権設定の際に、双方の同意と署名が必要となります。