米国経済はスローダウン、住宅市場の見通しは小休止状態

ロイターが行った調査で、今年の全米の住宅価格の動向は、戸建て住宅の不足や一時のモーゲージ利率の上昇などの要因が、価格が高騰している市場をさらに圧迫しているため、この5〜6年間で最もスローペースの上昇になると予測されていることが明らかになりました。 このロイターの調査は、全米の40名ほどのエコノミストや住宅アナリストたちの回答をまとめたものです。米国の中央銀行にあたるFRB (Federal Reserve Board:連邦準備制度理事会)...

全米規模のホームエクイティーの増加傾向は今後も続く

不動産の調査会社大手のコアロジック社は、2018年第1四半期の「ホームエクイティーレポート」で、モーゲージ、いわゆる住宅ローンを持っているホームオーナーは、昨年からの1年間でエクイティー (含み益) が13.3%も増加したと発表しました。ホームオーナーは平均で、昨年の第1四半期から2018年の同時期までに16,300ドルもの含み益を蓄積しています。これは、過去4年間で最も成長率の高い1年でした。...

ホームオーナーの資産は増加傾向

アメリカの不動産調査会社大手のコアロジック社(CoreLogic)が最近発表した「ホームエクイティーレポート (Home Equity Report)」によると、住宅ローン (mortgage) を持つホームオーナーの2017年のエクイティー (equity:含み資産) は前年対比で12.2%増え、総額で9,080億ドルに達したと報告しています。...

2017年は日本からハワイへの投資件数が25%減少

ハワイのタイトルギャランティー社の年間統計「2017年海外からのバイヤー統計 (Top Foreign Buyers of Hawaii Property)」によると、2017年の日本からハワイへの投資件数は25%の減少となり、海外からの投資総額もそれと相まって12%の減少となり、総額では8%減少したと発表しました。 YearJapan’s ShareJapan 20131.91%$189,000,000 20142.74%$278,000,000 20152.10%$233,400,000...

世界の消費者はマイホーム志向

アメリカの賃貸サービス大手のレントカフェ (RentCafe) 社の調査によると、賃貸の傾向はあるものの、先進国を中心とした30カ国中29カ国において、過半数がマイホーム、つまり持ち家志向であることが分かりました。 調査した30か国のうち21カ国で賃貸世帯の増加傾向が見られます。アメリカの賃貸者数はEU (European Union) の2倍ですが、全体から見れば、ホームオーナー数には及びません。その比率は、全体の36%から37%台となっています。...

学生ローンの返済がミレニアル世代のマイホーム購入を 7年遅らせている

マイホームを購入するのに最も適している世代であるにも関わらず、ミレニアル世代 (Millennial Generation:1980年代から2000年前後に生まれた世代)のほとんどが学生ローンの返済をしているためにマイホームを購入できず、ローンのために7年間も購入を据え置きしていることが判明しました。 これは、全米リアルター協会(NAR:National Association of Realtors)と非営利団体である米国学生援助協会 (ASA:American Student Assistance)...