不動産流通大手コールドウェルバンカーラグジュアリー部門を担当するプレヴュー・インターナショナルが全米人口1.5%の富裕層を対象に行った最近のアンケート調査によると、54%の回答者が物価上昇にもかかわらず不動産市場に注目しており、その割合は昨年の48%から12%も増加したようです。
その理由として、① 投資先として魅力がある (40%) 、② 投資先に住みたいという願望がある(39%)、③ 株式投資と比較して安定感がある(38%)、④ 現在の低金利を利用したい(31%)、などが挙げられています。
また、回答者の43%は過去5年間以内に資産の38%を不動産に投資しており、その内の57%が現金によるものでした。
ラグジュアリーバイヤーが住宅不動産を購入・投資する際に最も望む条件は以下の通りです。
- 手直しが不要なムーブイン・コンディションであること(43%)
- 住宅装備がスイッチひとつで全て操作できるような全自動式であること(41%)
- 環境配慮型建築物(LEED Certified)であること(36%)
- 間取りがゆったりしたオープンフロアプランであること(36%)
- 家でエクササイズが可能なジムスペースがあること(34%)
- ホームシアターがあること(32%)
- 室内が安全であること(30%)
年齢層によっても平均的な不動産投資額が異なるようで、ジェネレーションX世代(1960~1980年代前半):524万ドル、ミレニアム世代(2000年):496万ドル、ベビーブーマー世代(1940~1964年):155万ドルという統計が出ています。
<コールドウェルバンカー・プレヴューインターナショナル&イポソスコネクト>